農業生産法人 有限会社ファームファームの農園の紹介です。富山市・船峅の安心安全なお米を生産・販売するため、今後も精進して参ります。

産地 ~ 日本の米どころ・船峅 ~

おいしいお米が育つために必要な要素が4つあります。

粘土質の土壌

肥料分や水分を保つ力が強い粘土質の土は、お米の生育に最適です。

土壌の画像

綺麗な水

おいしいお米は、多くのミネラルを含んだおいしい水によって作られます。

水の画像

昼夜で大きい寒暖差

寒暖の差が大きいと、作物は自分を守ろうとして糖分をたくさん作ります。結果、甘みが豊富な美味しい作物になります。

植物の画像

面積当たりの収穫量の少なさ

作物は面積当たりの収穫量が少ないほど、栄養が集中し、食味が良くなります。

稲穂の画像

これらの要件を満たしているのが富山県富山市南部に位置する大沢野地域。ファームファームのお米は、その東側の丘陵地、船峅(ふなくら)台地で 育てられています。

船峅台地の風景画像
船峅は江戸時代・加賀藩の時代からの歴史を持つ舟倉用水路を流れる、立山連峰の雪解け水と、粘土質の土に恵まれた稲作に最適な土地です。
また昼と夜の大きい寒暖差は米に豊かな甘みを与えます。

近年、日本の米どころとして知名度も上がっており、関東・関西でも船峅産米が見られるようになっています。

特別栽培米とは

お米の画像

化学肥料・化学合成農薬の使用を、都道府県の慣行レベルから原則5割以上低減した環境にて栽培されたお米です。富山県の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に基づく防除・施肥の慣行レベル水稲において慣行的に行われている農薬の使用回数は18回で化学肥料の窒素成分量は10a当たり7.3Kgとされています。従って特別栽培米の農薬の使用回数は9回以下、化学肥料の使用窒素成分量は3.65kg以下となります。

エコファーマー制度とは

「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律(平成11年施行)」に基づき、“たい肥等の有機物を利用した土づくり”と“化学肥料・薬の使用の低減”を一体的に行う環境にやさしい農業に取り組む農業者(個人または法人)を県が認定し支援する制度のことです。
エコファーマーは環境にやさしい農業(環境保全型農業)による農作物の生産により、環境負荷の低減への寄与と併せ、消費者の求めるより安全・安心な農作物供給に努めています。認定 富山県エコファーマー今までの取組みを見えるカタチにしたいとの思いで取得しました!!

おいしいお米の出来るまで(生産スケジュール)

3月~4月

播種の作業風景 田起こしの画像 トラクターでの田起こし画像
播種~育苗
育苗箱に種をまき発芽させ、日当たりのよい平地やビニールハウスで育てます。湿った土の詰まった箱を何万枚と運び並べる作業ですので、なかなかの体力仕事です。慣れているスタッフでも毎年筋肉痛に襲われます。
田起こし~代かき
肥料と土がよくまざるように、また、土がやわらかくなるようトラクターで田を起こします。また、田植えの前には田んぼに水を入れ、代かきをします。田んぼの水もれを防ぎ、苗が同じ深さに植えられる効果があります。

5月

田植え画像 田植え機を使用した田植え画像 田植え機を使用した田植え画像
田植え
基本的には田植え機を使用しますが、田植え機の入れない狭い箇所や、強風などで流れてしまった箇所などは手で植えることになります。寮生たちは、主に田植え機への苗の積み込みや空になった育苗箱を洗う作業(“手元”と呼びます)を行っています。

6~7月

田んぼの除草作業風景 田んぼの除草作業風景 畔草刈り作業風景
除草
水田内の土をかき回して浮かせ、雑草が根付かないようにします。除草剤は使用せず、コロガシと呼ばれる農機具を利用したり、手で直接かき回したりする作業となります。この初期除草が、無農薬・減農薬栽培において最も重要な作業のひとつです。
畔草刈り
田んぼの畔の雑草を伸ばしっぱなしにしておくと、害虫の住処になってしまうので、春~夏の間は毎日のように草刈りをします。

8月

クサネム取り風景 クサネム取り風景
クサネム取り
水田に入り、クサネムという雑草を引き抜きます。抜かずに放っておくと、クサネムの黒い種が稲刈りの際に米に混入してしまいます。食べても害は無いものなので、地元では気にせずに一緒に刈って、食べてしまう人もいるようですが、私達は一本一本、手作業で丁寧に草取りを行っています。

9月

稲刈りの画像 コンバインを使用した稲刈りの画像 籾摺り作業の画像
稲刈り
いよいよ収穫です。刈り時を見極め、コンバインで刈り取ります。風で倒れている箇所や、水気が多くコンバインが入れない箇所などは、手作業で刈り取ります。
籾摺り
収穫した米を脱穀・乾燥させ、袋に詰めて保管します。その際に出た籾殻は、刈り取った後の田に撒き、翌年の米のための土作りに利用します。

10~2月

田の整備(溝掘り・畔作り)の画像 バザーでお米販売の画像
田の整備(溝掘り・畔作り)
刈り取りが終わった後もやる事はたくさんあります。春に向けての田んぼの整備もそのひとつ。主に排水用の溝堀りや、崩れてしまった畔の修繕を行います。その年の収穫に感謝しつつ、翌年の豊作の願いを込めて丹念に作業します。
これらの工程を経て、おいしいお米を皆様にお届けしています。ぜひ手間暇かけて育てられた安心・安全なお米をお召し上がりくださいませ!
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