富山県富山市万願寺にあるPeaceful Houseはぐれ雲です。ニート・引きこもりなどの自立困難な若者たちと寮で共同生活を行い、農業を通じて自立支援を行っている施設です。

はぐれ雲とはどんな所なのか

草刈りの画像

はぐれ雲は自立を目指すための「共同生活寮」です。
富山市の外れにあり、ちょうど平野部と山間部の間辺りの田畑に囲まれたのどかな場所で、寮のみんなと作業をしながら生活します。生活環境を変えることで新しい人間関係の発見、自然とのふれあいなどを通して目的のある生活をする、あるいは自立にむけての契機を見出そうというわけです。遠くは立山連峰を望み、春は一面緑の田んぼ、夏は町の中でも蛍が見られ、秋は黄金色に輝く稲穂の波、冬は白い銀世界へと、四季折々の移り変わりが見事です。

畑作業の画像

この自然を生かして農作業だけではなく、スキー・海水浴・森林浴、また町の体育館などを利用してスポーツも行います。
ここでは、地域共同体の機能がいきいきと働いていて、様々な年齢・個性を持った人達との交流が盛んに行われています。
さまざまな動機で入寮してきた若者たちは、ここでの生活体験を通して自分の目標を次第に見つけだしていきます。
作業組・通学組・アルバイト組によって各自の日課が展開されます。
農繁期は通学組・アルバイト組もできうる範囲で、全員が農作業に参加します。

卒寮生の実績

Peaceful House はぐれ雲は、設立より30年間引きこもりや不登校など、自分の道に迷った青年たちの自立支援を行ってきました。その数470名!
単なる自立支援施設ではなく地域の行政と我々が手を取り合って、自立支援はもちろん地域の活性化も含めて活動を行っています。

入寮者実績の図

Peaceful House はぐれ雲は、設立より30年間引きこもりや不登校など、自分の道に迷った青年たちの自立支援を行ってきました。その数470名!
単なる自立支援施設ではなく地域の行政と我々が手を取り合って、自立支援はもちろん地域の活性化も含めて活動を行っています。

田植え作業時のスタッフ集合写真

地域振興の一環としても、少子化が進み過疎が進行するこの地域では、地域行事やお祭りなどのイベント事がすたれていきつつあり、若者たちが新しく生活の場として住まい地域の活動に参加することで、文化の維持と活性を担っていると言えます。
こうした、昔は各地域でよく行われていた古き良き行事を通じて、楽しみながら人々とのかかわりを持つことで、本当のコミュニケーション・人付き合いを知り、根本的な解決が可能であると私達は思っています。

『はぐれ雲』に入寮したことで変わったこと、改善したこと。

(たますけ/10代/就職/女性)
入寮した当初は人としゃべれなかったんですけど、人と接するのが怖くなくなりました。

(G/10代/進学/男性)
人と会話し、外に出られるようになった。

(キャベツ/20代/就農/男性)
私は田舎で生活する経験が無かったので、入寮したことにより180度景色が変わりました。田んぼの中に家があり、周りは民家よりも田んぼの方が多くある。間近で感じたことのない景色。一軒家での集団生活というのも衝撃的でした。
私は、集団行動や人付き合いが苦手ですが、はぐれで、年齢様々で個性的な人々と集団生活をしたことは、自分にとっていい経験になりました。ほんの少し、自分のカラを破れたことや、農業という未知のカテゴリーに興味が湧いたこと等を感じ取れています。卒寮後、私は紹介して頂いた会社で働いています。これからが自身の自立だと思っております。お世話になった方々へ、恩返しできるよう精進していきます。

『はぐれ雲』に対しての意見、『はぐれ雲』に伝えたいこと

(山下/10代/男性)
入寮時は、お世話になりました。現在は一人暮らしをしています。あ、ちゃんと働いてますよ(笑)!今の自分がいるのは、はぐれのスタッフや寮生のおかげであると思っています。この場を借りて感謝を申し上げます。

(適当に/20代/就農/男性)
「引きこもり」等の問題を抱えていない人でも学べることがあると思うので、色んな人が来られる場所になれば良いと思う。

(T/30代/就職/男性)
メンタル系の病気のある人に対してのケアが、もう少し欲しいと感じました。

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