代表者挨拶
私は富山でいわゆる不登校、引きこもり等の人たちの自立を支援して、農作業を中心とした共同生活を送っています。30数年前、共同生活寮を運営していく上で最も大切にしたことは、地域に開かれたものとする、地域の理解を得、交流し、気軽に遊びにきてもらい声をかけてもらえるようになることでした。地域の協力は不可欠なものと考えています。
現代社会は管理的で閉塞感が漂っています。白か黒かではなく、灰色のけじめのつけ方が大事だと思います。彼らが、失敗を含む様々な体験を積み重ね、視野を広げていけるような環境を整えることが我々の仕事です。地域に根差した共同生活寮で一日たりとも同じことのない日々を送っていけば、これまで見えてこなかった景色が広がり自ずと人は変わっていきます。